ある物をデッサンして作った作例の表面を、グラインダーで5ミリ
      ほど削って、絵画部がどのように見えるか、と云う実験例です。

    
      
          Aは絵画部の厚さ約7ミリ、Bは裏打ちコンクリート約8ミリ、Cは物差し
        の〔D〕目盛りを計る木綿糸、Eはグラインダーの削り跡です。
  
                    
  上記実験例でお解かりのように、「石鉱絵画」は表面を削っ
  ても、絵画部の厚さ分は絵が無くなる事はありません。例え
  ば、個人の家の表に「石鉱絵画」を敷石として敷き、その上
  を家族が歩く程度ならば、5ミリ削られるまでには何十年か
  かるか判りません。先にも申しましたが、厳しい環境の中で
  其れに耐えるものが在ってこそ、其処にも文化は反映され、
  潤いや楽しさが生まれます。
  新しい趣味として、又、実益を兼ねてと、分野は広がって行
  くかも知れません。小さなものならばそれぞれが作ったもの
  を持ち寄って観賞し、雑談し合うのも楽しいかも知れません
  作る苦しみも在るかもしれません。そうしながら新しい文化
  として定着し、発展することを願っているのです。

           ご参考までに。
  作例「追憶の風」のディスプレイです(裏側)。又、水は、
  左記写真の太い円筒の中に水中ポンプを入れ、下の水槽に貯
  めた水をボンプで吸い上げ、上から、絵画部の表面をなるべ
  く均一に水が流れるように循環させています。

      

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