「石鉱絵画」の作り方[初歩編 1] の件について

「石鉱絵画」の作り方、初歩編として、やさしく書いて掲載する予定でしたが、書こうとすればするほど、当ホームページに既掲載の「作り方」の文章と同じになってしまうのです。本当に申し訳ありませんが、既掲載の「作り方」をよくご参照下さりますよう御願い致しますと共に、お詫び申し上げます。

唯、ここでは簡単な作り方と其の順序を紹介しておきます。

1、先ず外側の型枠を作ります。最初は、例えばB4位の(約36cm×26cm)型枠が手軽で良い
  でしょう。尚型枠の底面に光沢のある素材、例えばアクリル板、エンビ板、ガラス等を使った
  場合には、出来上がった作品の表面が光沢のあるものに仕上がります。型枠が出来たら離
  型剤を塗っておきます。シリコン系の離型剤を薄く塗ります。  

2、次に簡単な文字や絵の型を作ります。ここでは春という一文字を作ってみましょう。先ず厚さ
  3ミリ〜5ミリの切り抜きやすい素材を用意します。例えばスポンジのマットか発泡スチロール
  等です。それを型枠にピッタリ入る大きさに切ります。次に切った素材に「春」という字を直接
  書いても、紙に書いてそれを素材に貼ってもかまいません。その「春」という文字をカッターナ
  イフか糸鋸で切り抜きます。切り抜くときは素材を型から出して切りやすい所で切ると良いで
  しょう。切り終わったら文字の部分と周りの部分をそっくりそのまま裏返して型枠に戻します。
  次に、文字の部分のコンクリートを先に打ち込むか後から打ち込むか決めます。先に打ち込
  む場合には切り抜いた文字の部分だけを型枠から取り除きます。尚A,B,C,の部分は動きや
  すいので糊を薄く塗って型枠に貼り付けて置きます。

                

3、次に文字の部分に打ち込むコンクリートを作ります。ここでは上図の様に作ってみますので白
  セメントを着色せずにそのまま使います。白セメントだけでは反りやひび割れが起こりますの
  で白王や珪砂等の骨材と混和材を適量入れて練り合わせます。そして出来たコンクリートを
  文字の部分に、切り抜いた素材の厚さと平らになるように打ち込みます。このとき型枠面に気
  泡が残らないように工夫してください。

4、文字の部分のコンクリートがある程度固まったら、周りの型と文字部分のコンクリートとの接
  合部分の縁を切っておきます。どうしたら上手く綺麗に切れるか工夫してみてください。
  
5、次に周りの型をはずします。上図の緑の部分です。このとき注意することは、文字部分のコ
  ンクリートが型枠面から絶対に離れないように周りの型を慎重に外す事です。上図の様に
  周りの型がつながっている場合には、あらかじめ型がはずし易いように適当なところに切れ
  目を入れておくと良いでしょう。        

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